財産分与等の金銭請求や親権を主張しないことで、早期離婚を実現した事例
性別 | 女性 |
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年代 | 40代 |
エリア | |
子ども | 2人 |
婚姻期間 | 19年 |
依頼者の職業 | |
依頼者からの相談内容 | 離婚 |
相談内容詳細 | 妻が婚姻生活中、夫や夫の家族との価値観の違いに悩んでいたところ、夫に不貞を疑うような言動や物を投げる等の暴力行為があり、妻は離婚を決意し、当方に依頼となりました。 |
弁護士対応内容 | 夫婦のほか、子や両親も含めた家族間での話し合いでは、まともな話し合いができなかったとのことでしたので、離婚調停を申し立てることにしました。 |
依頼後の結果
妻は、精神的に非常に不安定な状況で、何より早期の離婚を強く希望されていたことから、財産分与や慰謝料などの金銭請求は行いませんでした。
また、当初は、子どもの親権を希望しましたが、面会交流に制限は一切付けないとの夫の提案もあり、高校生の子の生活環境に配慮して、自ら親権を譲歩することを決断されました。
調停では、夫側に代理人は就かず、本人のみが出席しましたが、妻側から大きな要求を行わないことで、特に大きな争いになることなく、実質1回の調停で離婚が成立しました。
解決のポイント | 親権については、積極的に争えば、十分に獲得できる事案でしたが、子どもの心情や生活環境を何より大切に考えた末、ご本人自らが出した結論でした。離婚から数か月後、ご本人から、子どもとは頻繁に面会したり、家に泊まりに来てくれたりするとのお話を伺いしました。何が大切かについて、いろいろと深く考えさせられる案件となりました。 |
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経済的メリット(獲得金額) |