離婚訴訟中に双方が思い直し、取下げをして復縁した事例
性別 | 女性 |
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年代 | 30代 |
エリア | |
子ども | 2人 |
婚姻期間 | 約10年 |
依頼者の職業 | 派遣社員 |
依頼者からの相談内容 | 離婚、親権、財産分与、年金分割 |
相談内容詳細 | 夫婦間で離婚協議をしていましたが、突然夫が長女を連れて家を出ました。妻は自身で調停の申立てをしましたが、夫に代理人が就き、一人で調停を続けていくのは限界であると感じ、当方へ委任となりました。 |
弁護士対応内容 | 離婚調停の途中からの受任でしたが、依頼者や子ども達、ご両親、そして相手方、皆の思いをできる限りくみ取るように心がけました。 |
依頼後の結果
夫は長女を連れて家を出ており、妻側に長男がいる状態であったため、離婚調停とは別に、双方が面会交流調停を申し立て、面会については早期に調停が成立しました。
離婚調停については、妻が自ら申し立てたものでしたが、妻の様子や言動、表情等から、夫との復縁を望んでいるのではないかと考え、代理人から妻に対し、いつでも離婚は取りやめれること、一度まっさらな状態で今後について考えてみることをアドバイスしました。
妻は、自ら調停まで申し立て、双方代理人も就いている段階で、今更離婚しないで復縁したいなどと言うのは到底無理だし、自分の両親も、夫や夫の家族を嫌悪しているので、離婚しないなんて絶対に許さないだろうと言って涙を流しました。そこで、妻の両親を説得し、調停では、妻の本当の思いは、離婚ではなく、復縁を望んでいることを熱心に訴えましたが、夫は、もはや離婚しかないの一点張りでした。
そのため、妻も、仕方なく離婚に合意しましたが、親権について折り合いがつかず、調停は不成立で終了しました。
その後、離婚訴訟となり、証拠調べも終了し、あとは判決を残すのみという段階で、夫が長女を連れて妻の実家を訪れ、土下座して謝罪し、復縁を訴えました。
最終的に、夫婦は復縁し、元の自宅で家族4人そろって生活をすることになり、離婚訴訟は取下げにて終了しました。
解決のポイント | 夫婦というのは、外からだけでは本当に分からないなと実感した事案でした。依頼者の様子や表情等から、離婚に対する複雑な思いや、未練があることを感じ、それとなく復縁をアドバイスしました。最終的に、夫婦双方の思いが通じ合った結果となり、とても感慨深いものがありました。 |
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経済的メリット(獲得金額) |